いつでも出会えるお気に入り!
クマノミ好きの私は沖縄本部に行ったら必ずトウアカクマノミを撮りたいとリクエストをする。トウアカクマノミは沖縄全島の中でも内湾の砂地など限られた場所にしか生息していない。本部エリアでは瀬底島と沖縄本島の間のポイントで見ることができる。この場所ではトウアカクマノミは水深8mにあるイボハタゴイソギンチャクに共生しているため、エアーを気にすることもなく、納得するまで撮影に集中できる。
水温が高い季節、トウアカクマノミは常に産卵をを繰り返しているため、産み付けられた卵(産卵床)も観察できる。
産卵床の目の前でカメラを構えていると、親はあわてて、外敵から卵を守りにやってくる。この時がシャッターチャンスだ。ところが何回もシャッターを切っているうちにトウアカクマノミはどこかへ泳いでいってしまうことがある。
卵はどうするのだ?と心配する私を横目にいつの間にか卵の近くを泳ぎ始める親クマノミ。ついついフィムルを使いすぎてしまうのが玉に傷だ。 |
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上:トウアカクマノミファミリー
イボハタゴイソギンチャクと共生しているトウアカクマノミ。幼魚から成魚まで様々なサイズが一緒に暮らしている。
左1:トウアカクマノミのメス
産卵床には産み付けられた卵がぎっしり。母親はこうして卵に付着した砂を払い落としたりしている。
左2:トウアカクマノミの幼魚
思わず唸ってしまった極小サイズの幼魚。小指の先ほどの大きさはわずか1.5cmほど。 |
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