何から撮ろうか迷ってしまう!


 私はいまだにポジフィルムをメインに撮影をしている。最近はデジカメが急激に増え、ポジなどのフィルムを使っているダイバーは少数派になってしまった。瀬底島のこのポイントに向かう時も多くのデジカメがボートの上に並んでいた。ポイントに到着して、早速何を撮ろうかなと周りを見渡しながらガイドについていった。砂地に付くとヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、オニハゼなどハゼの仲間を次々とガイドが指差してきた。息をこらえ慎重にハゼに近づきながらシャッターを切る。続いて岩場へ移動するとハナゴンベ、甲殻類、ウミウシの仲間と次々に被写体を見つけてくる。 ちょと待った!フィルム交換のできない私は1ダイブで36カットしか撮影することができない。一枚たりとも無駄射ちはできないぞと自分に言い聞かせながら、一回、一回慎重にシャッターを切っていった。それでも動きの早いベラの仲間などはミスってしまうことがある。ダイビングも後半に入り、フィルムは後3枚。ここからはさらに神経を集中し、撮る被写体も厳選しなくてはならない。よし、このジョーフィッシュ撮ろうと決め、じっくりとアングルを考えていた時だ、上からデジカメを持ったダイバーが振ってきた。その勢いでシャッターレバーに掛かった指が押された、カシャ、残りのフィルムは2枚。隣では今撮った画像を確認しているデジカメダイバーの姿が。ご機嫌なジョーフィッシュはバシャ、バシャと撮りまくるデジカメダイバーなど気にしていないようだった。周りにダイバーがいなくなりいよいよ撮影しようと気合を入れて近づいたとき。よし、このアングルから行くぞとシャッターを切ろうとした時、ファインダーからジョーフィッシュの姿は消えていた。


上1:ヒレナガネジリンボウ
水深20mぐらいの砂地で撮影。ハゼは個体によっては鈍感なやつがいるから、そいつを狙いといい。

上2:ハナゴンベ
水深18mのドロップオフの壁で撮影。瀬底島ではこんな浅場でみることができた。

左:ジョーフィッシュ
水深3mの浅場で撮影。波の影響をまともに受けるので、撮影は凪のときを選びたい。





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