奄美大島 マリンステーション奄美 金沢充啓さんからのレポート(2008/4)

奄美空港から2時間、ほぼ縦断するように南下して走ってくると、カケロマ島との間にはさまれた大島海峡に辿り着きます。空港近くの、いかにも南国という海岸線の景色とは違い、まるで山に囲まれた湖に来たような錯覚をおぼえる方もいるかもしれません。
このリアス式海岸が様々な海の色を映し出し、水深の違いで出るブルーのグラデーションのキレイさは抜群です。その海峡の出口付近、国定公園内にひっそりとマリンステイション奄美があります。
空港から少し時間がかかりますが、大自然を満喫するにはぜひ来て欲しい場所、ヤドリ浜が目の前です。ホテルは全室オーシャンビュー、冬には鯨が、通年イルカが見られる場所でもあります。スノーケルではウミガメと出会えるチャンスがあり、ご家族連れでいらしても飽きることはありません。

複雑な海岸線の島に挟まれているので、どこから風が吹いても静かなポイントで潜れるのも大島海峡の強み。ビギナーや船に弱い方にはいつでも安心して来ていただけます。
またホテル一体型のショップなので、ダイビングの合間の移動も一切なし、ホテル桟橋からダイビングに出かけることができるのです。
魚は複雑な地形・流れ・河が流れ込む内湾のおかげで、限りないぐらいの魚種がいます。
温帯域と熱帯域の魚が混ざっているのも、奄美の特徴です。
また生息域が深い珍しい魚が、奄美では浅いところに普通にいたりします。
マクロでじっくり撮影される方が、リピーターになってくれる理由がそこにもあります。
また、サンゴの種類も豊富で、テーブルサンゴや枝サンゴはもちろん、内湾にはまだ名前のついていない種類が数多く生息しているようです。
晴れた日にはワイドレンズを使い、半水面で山と海を撮ってみてください。きっとこれが"最も奄美らしい風景"だと、僕は思います。
 プロカメラマン大方洋二氏も通い詰める大島海峡に、ぜひ一度いらしてください。きっとダイビングがさらに楽しく、写真も上達していただけると思います。
そして海以外、何もない奄美の海にまた行きたくなるはずです。

1ダイビングごとに帰ってくるので、ランチは着替えてホテルのレストランで。時間がゆったりなので昼寝までできてしまうのです。ビーチでスノーケルをする方は、スーツのままガーデンでお食事もできます。
アフターダイブは貸切露天五右衛門、「あまん湯」が待っています。ビールを片手に海を見ながら、波の音がバックの五右衛門風呂では最高に贅沢な時間を過ごせます。
もちろん黒糖焼酎と島唄も忘れてはならないですねぇ。

マリンステイション奄美
http://www.marinestation.jp/hotel/index.html


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