座間味島・てぃーだマリン 宮崎俊孝さんからのレポート(2006年10月)

那覇市の西約40kmにあるケラマ諸島。その中でも、最もダイビングが盛んで、訪れるダイバーが多いのがザマミ島です。那覇市泊港から高速船で約50分という利便性で、7〜9月はかなりの数のダイバーや海水浴客で賑わいをみせていましたが、10月にもなると島を訪れる人々も少々減ってきて、ゆっくりとじっくりと楽しめる一番良い季節とも言えるでしょう。おまけに8・9月より台風の発生もぐんと少なくなり、それでいて、まだまだ夏の陽気の日も多く、夏場同様にポイント選びには事欠きません。

ケラマ・ザマミと言えば、内海の砂地の優しい海というイメージが強いですが、回遊魚やカメなど大物を高確率で見られるポイントや地形を楽しんだり、外洋のドリフトダイブも楽しめるポイントなどに行けるのも10月の特徴です。もちろん、砂地でリラックスしたり、一面サンゴの海を楽しんだりもできます。

さらには、マクロ生物の宝庫でもあります。
ハゼ好きの方には、ヤシャハゼ・ホタテツノハゼ・アケボノハゼ・クサハゼ・アカメハゼなどなど、エビ・カニ好きの方ならフリソデエビ・ホワイトソックスやキンチャクガニ・イソコンペイトウガニなど、さらにはモンツキカエルウオやジョーフィッシュやニシキテグリにウミウシ各種などなど、マクロの楽しみ方は無限大です。

それに、ポイントまでの移動時間も5〜10分程でほとんどのポイントへ到着できます。ですから、1ダイブごとに島に戻って来れて、1日中ボートに乗りっぱなしと言う訳ではないので、ゆったりとくつろぎながら3ダイブも楽しめるのもケラマ・ザマミ島のメリットです。カメラ派の方々でしたら、ゆっくりとカメラのバッテリー交換やフィルム交換をしながら、あれも撮りたい、これも撮りたいとわがままにリクエストしてください。

さらに、11月1日〜30日の1ヶ月間は、ザマミ島をあげてのザマミファン感謝月間として、ダイビング以外でもいろんな楽しみ方も準備しています。例えば、水中・陸上の宝探しや、毎週水・土曜日には、手作りのイベント(エイサーや琉舞のステージや海に関するセミナーなど)や、フォトコンテストの開催など今までにない新たな楽しみ方もできます。みなさん、10月から11月にかけてのケラマ・ザマミ島は、本当にゆっくりとじっくりと潜れて、まだまだ存分に夏の海を楽しめる最高の季節ですよ。

気温:29〜24℃
水温:27〜25℃
透明度:平均で20m以上良ければ30〜40m

てぃーだマリン
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