石垣島・G-FREE DIVING SERVICE 林豊さんからのレポート(2006年3月)

八重山諸島の玄関口、そして「マンタアイランド」として今やダイバーに絶大なる人気を誇る石垣島。しかし都会的な市街から車で北上すること30分、そこに「もうひとつの石垣島」

そして「世界一の珊瑚礁」があることを皆さんご存知でしょうか。

我々が拠点を構える北部エリア「伊原間」(いばるま、と読む)は北と南を山に、そして西、東を太平洋と東シナ海に挟まれた大自然真っ只中のロケーション。そして素朴な「古き良き沖縄」を感じていただける場所でもあります。そして海の中はというと、目もくらまんばかりのサンゴのバージンリーフ!

陸上も春めいてくる3月から初夏(沖縄ではうりずんという)に向け、北部の海は年間で最もにぎやかかつ美しいシーズンを迎えます。春の海の風物詩ともいえるコブシメの産卵や様々な魚達の求愛、産卵シーンが観察できるのもこの時期ならでは。

また、時折吹く北風にともない澄んだ外洋の水がリーフに入ると、透明度がぐんと上がり、伊原間の主役、珊瑚たちが最も美しく輝くのもこの季節です。一言にサンゴと言っても、キラキラ輝く浅瀬に驚くべきボリュームで広がるテーブルサンゴ群、理屈抜きに美しいスズメダイの乱舞とエダサンゴ、はたまた「スタジオジブリ」のアニメーションに登場する神秘的な「森」を彷彿させるものまで様々なバリエーションで見る者を魅了します。

今、世界中の海で危機が叫ばれている「サンゴ」という生物がこれほど豊にそして元気な姿を見せてくれる海域はいかに豊饒な沖縄といえどそう多くはないでしょう。

もちろん川平方面のマンタ、アウトリーフでのイソマグロ等大型回遊魚、これでもかっ!というくらいに群れるキンギョハナダイなどの「ワイドネタ」からハゼ類やウミウシなどかわいい「マクロワールド」までいろいろな切り口で北部の海をお見せいたします。

 

いい海、そしてのんびりと流れる沖縄時間。すばらしい休日をお過ごしくださいね。

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気温17〜25℃ 水温24から27℃ スーツは5ミリ、(インナーもあるといいです)時々冷たい北風が吹きますのでウインドブレーカーはあると便利です。

 

G-FREE DIVING SERVICE/うみの教室
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